あさのことば

愛と赦し

放送日
2011年2月3日(木)
お話し
山下正雄(ラジオ牧師)

山下正雄(ラジオ牧師)

メッセージ: 愛と赦し

 いかがお過ごしですか。ラジオ牧師の山下正雄です。

 あるときイエス・キリストの足元に一人の女性がやってきました。人々はこの女性に対する偏見から、この女性を受け入れているイエス・キリストに対してまでも偏見の目を向けました。しかし、イエス・キリストは人々とは違った眼差しでこの女性を見ていました。イエス・キリストはこの女性の行動を人々にこう説明されたのです。
「この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」神から罪を赦された思いが大きいほど、愛することもまた大きく、罪を赦された感謝の気持ちが薄ければ薄いほど、誰かを愛する気持ちも少ない、とキリストはおっしゃいます。

 このキリストの指摘は二つの点で重要です。一つは愛の行いが人を救うのではなく、むしろ逆で、救われた結果、人は愛することを学ぶようになるのです。もう一つの点は、罪の赦しを感謝をもって受け留めることができなければ、人を愛することもできないということです。
 イエス・キリストに疑いの目を向けたち人は、何よりもこの女性の体験してきた苦しみにも悲しみにも目を留めることができませんでした。それは神の御前で自分自身がどれほど罪の赦しを必要とする存在であるのか、という自覚が欠けていたからにほかなりません。

 今日の言葉…「この人が多くの罪を赦されたことは、わたしに示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」ルカによる福音書7章47節

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