東北あさのことば

弱い時にこそ

放送日
2008年12月27日(土)
お話し
貫洞 賢次(札幌教会牧師)

貫洞 賢次(札幌教会牧師)

メッセージ: 弱い時にこそ

 おはようございます。札幌教会の貫洞です。

 「わたしは弱いときにこそ強いからです。」(2コリント12:10)

 これは聖書の中にある使徒パウロの言葉です。「あなたは弱いですね」と言われて、喜ぶ人はいないと思います。しかし、聖書は、しばしば神様を羊飼いにたとえ、人間を弱い羊にたとえています。これは、「弱いですね」と言われたくない私たちにとって、とても不愉快なことかもしれません。
 しかし、聖書に登場するダビデという王様は、自分を羊にたとえて、次のように歌いました。

「主は羊飼い、わたしには何も欠けることがない。
主はわたしを青草の原に休ませ、憩いの水のほとりに伴い、
魂を生き返らせてくださる。」(詩編23:1-3)

 弱い羊ですが、羊飼いが共にいるので満ち足りています。疲れやすい羊ですが、羊飼いが新たな力を与えてくれるので、生き返ります。
 さらに、ダビデはこう続けます。

「死の陰の谷を行くときも、わたしは災いを恐れない。
あなたがわたしと共にいてくださる。
あなたの鞭、あなたの杖、
それがわたしを力づける。」(詩編23:4)

 神様が共におられるから、死さえも恐れないと歌っているのです。人を羊のように導いて、ここまで強くすることのできる神様を共に礼拝いたしましょう。

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