あさのことば

「目覚めている木」

放送日
2006年3月6日(月)
お話し
三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

三川栄二(稲毛海岸教会牧師)

メッセージ: 「目覚めている木」

 いかがお過ごしですか。三川栄二です。

 まだ雪がちらつく寒い季節でも、梅が咲くと春が近いことを知ることができます。聖書の中にも季節に先駆けて春の訪れを告げる花が出てきます。アーモンドの花で、日本で梅が咲くのと同じ頃、白とピンクの花を咲かせます。花が散って実を結ぶとき、白い花からできる実は苦いので油に使い、ピンクの花からできる実は甘いので、それを食用にするそうです。

 このアーモンドの花をエレミヤと言う人が見ていたとき、「わたしは、わたしの言葉を成し遂げようと見張っている。」(エレミヤ1:12)という神の言葉を聞いたのでした。そこでは「アーモンドの花」と「神が見張っている」ということとが語呂合わせになっていて、どちらも「目覚めている」という意味の言葉が共通しているのだそうです。何もかもがまだ冬の寒さの中で眠っているとき、しかし、神は目覚めていてわたしたちを見守ってくださっている。人々が自分のことばかりにかかりっきりで、心が凍てつくように寒々とするとき、しかし、春の訪れを告げるように、神はわたしたちの心を温めてくださる、というのです。

 季節は春になっても心が春を迎えるとは限りません。心においては依然として冬のように心が凍てつくように寒々とするとき、しかし、いつも目覚めた心でわたしたちを見張り、見守ってくださるお方がおられることを覚えていきたいと思います。

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