あさのことば

「知られている」

放送日
2005年9月6日(火)
お話し
今井 献(東京教会牧師)

今井 献(東京教会牧師)

メッセージ: 「知られている」

 いかがお過ごしでしょうか。東京教会の今井献です。

 ヨハネ福音書1:35以下には、イエス様の最初の弟子たちのことが描かれています。そのひとりにナタナエルという人がいます。

 ナタナエルは、友人のフィリポから約束の救い主に出会った、「ナザレの人で、ヨセフの子イエスだ」と告げられました。するとこう応えます「ナザレから何か良いものが出るだろうか」。疑って取り合わないナタナエルに、フィリポは「来て、見なさい」と説得します。

 ではどんな男か見てみようではないか、と言う探求心からナタナエルはフィリポについていきました。

 ところが、イエス様は、ナタナエルを見るや否や「見なさい。まことのイスラエル人だ。この人には偽りがない」とおっしゃいました。驚くナタナエルに、こう続けました。「わたしは、あなたがフィリポから話しかけられる前に、いちじくの木の下にいるのを見た」。

 ナタナエルは、「ラビ、あなたは神の子です。あなたはイスラエルの王です」と告白しイエス様の弟子になりました。

 ナタナエルは何に驚いたのでしょうか。疑いを持ってイエスという男を調べに行ったはずが、逆にこのイエス様によって自分のすべてが知られていたという畏れと驚きです。

 イエス様とは、人によって探求される前に、人のすべてをご存知のお方です。知っているがゆえに、罪の救い主としておいでになりました。わたしたちの一切を知っておられる。それゆえに救い主です。すでに知られているのですから、自分を包み隠すことなく、イエスの前に立ってください。

<!--  音声再生の準備が整うまでコメント

コントローラ


-->

今人気の記事をチェック

新着番組

  1. 神の子

  2. 信仰の歩み

  3. かるおしゃの日~マラソン、落語、野木亜紀子

  4. 罪を犯さないように

  5. 安息日と善き行い(マタイ12:9-14)