「わたしの弟子にしなさい」 | マタイによる福音書 28章16-20節

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マタイによる福音書 28章16-20節

「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 28章19節~20節

「わたしの弟子にしなさい」

主イエスは地上での最後の命令として、弟子たちに「すべての民をわたしの弟子にしなさい」と命じられました。「教えなさい」とも命じられていて、弟子にするとはまず「教える」ことです。

27章まで、教えることは主イエスのおもなお働きであって、弟子たちにこの動詞が使われたことはありません。しかし、このときから「教える」という動詞の主語は弟子たちです。それはもちろん、自分の考えを教えるのではありません。主イエスが一切の権能をお持ちであり、主によって遣わされ、主に仕えて、主が「あなたがたに命じておいたこと」を教えるということです。

また、「すべて守るように」教えるのであり、弟子にするとは、主イエスの御言葉に従って生きることを目指すものです。御言葉の種を蒔くことだけでなく、御言葉が根を下ろし、実を結ぶように導き、見守ること、そこまでが弟子にすることです。

先週の主の日、聖霊降臨を喜び祝いました。主イエスは聖霊を与えて、いつも私たちと共にいてくださいます。聖霊に導かれて、私たち自身、主イエスに教えられて、御言葉を教え伝える者とされます。福音を宣べ伝える器として整えられ、よく用いられるよう、祈り求めましょう。

【祈り】

神よ、すべての人に主イエスの御言葉を教えて弟子とする器として、私たちを整え、励ましてください。

金 昭貞(JEM日本福音宣教会)