マタイによる福音書 28章16-20節
「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 28章19節~20節
「わたしの弟子にしなさい」
金 昭貞(JEM日本福音宣教会)
「だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。…あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 28章19節~20節
金 昭貞(JEM日本福音宣教会)
2023年6月の聖書日課をまとめて表示します。
「マタイによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
金 昭貞が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスは地上での最後の命令として、弟子たちに「すべての民をわたしの弟子にしなさい」と命じられました。「教えなさい」とも命じられていて、弟子にするとはまず「教える」ことです。
27章まで、教えることは主イエスのおもなお働きであって、弟子たちにこの動詞が使われたことはありません。しかし、このときから「教える」という動詞の主語は弟子たちです。それはもちろん、自分の考えを教えるのではありません。主イエスが一切の権能をお持ちであり、主によって遣わされ、主に仕えて、主が「あなたがたに命じておいたこと」を教えるということです。
また、「すべて守るように」教えるのであり、弟子にするとは、主イエスの御言葉に従って生きることを目指すものです。御言葉の種を蒔くことだけでなく、御言葉が根を下ろし、実を結ぶように導き、見守ること、そこまでが弟子にすることです。
先週の主の日、聖霊降臨を喜び祝いました。主イエスは聖霊を与えて、いつも私たちと共にいてくださいます。聖霊に導かれて、私たち自身、主イエスに教えられて、御言葉を教え伝える者とされます。福音を宣べ伝える器として整えられ、よく用いられるよう、祈り求めましょう。
【祈り】
神よ、すべての人に主イエスの御言葉を教えて弟子とする器として、私たちを整え、励ましてください。