ルカによる福音書 5章1-11節
シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 5章5節~6節
神の言葉の権威と力
佐野 直史(銚子栄光教会)
シモンは、「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と答えた。そして、漁師たちがそのとおりにすると、おびただしい魚がかかり、網が破れそうになった。日本聖書協会『聖書 新共同訳』 ルカによる福音書 5章5節~6節
佐野 直史(銚子栄光教会)
2019年2月の聖書日課をまとめて表示します。
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佐野 直史が担当した聖書日課をまとめて表示します。
主イエスは、集まってきた群衆に神の言葉を語るために、湖の上から話すことになさいました。そのために舟を出すよう頼まれた漁師が、後に主の弟子となるシモンという人物でした。
主イエスの説教が終わると、主はシモンに「漁をしなさい」と言われました。しかしシモンは、「先生、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした」と答えます。シモンは漁のプロでしょうから、きっと手を尽くして、一晩漁を行ったでしょう。それでも何もとれなかったのですから、本当にその日は不漁の日であったのだと思います。シモンは「先生、本当にとれないのです」と思いながらも、「お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」と言って、網を降ろしました。すると、どうでしょうか。驚くべきことに、主の言葉どおりにすると、網が破れそうになるくらいにたくさんの魚がとれたのです。
主が語られる神の言葉には、不可能を可能にする権威と力があります。人をとる漁である宣教活動において、私たちの言葉には力がなくても、神の言葉には、人を変え、人を救う権威と力とがあるのです。