マタイによる福音書 5章
「しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 5章44節
神の愛に生きる
宮﨑 契一(那覇伝道所)
「しかし、わたしは言っておく。敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい。」日本聖書協会『聖書 新共同訳』 マタイによる福音書 5章44節
宮﨑 契一(那覇伝道所)
2018年2月の聖書日課をまとめて表示します。
「マタイによる福音書」の聖書日課をまとめて表示します。
宮﨑 契一が担当した聖書日課をまとめて表示します。
敵を愛し、迫害する者のために祈ることは、決して簡単なことではありません。私たちは、日々の生活の中で、隣人を愛することに苦しむことがあります。
しかし、きょうの箇所で、主イエスは驚くべきことを言われます。それは、悪人が右の頬を打つなら左の頬も向けること、下着を取ろうとする者には上着も取らせること、そして、敵を愛し、迫害する者のために祈りなさい、という教えです。
天の父は、悪人にも善人にも、等しくその恵みをお与えになります。そして、この父は、私たち一人一人が真実の愛に生きるために、主イエスにおいて示されたご自身の完全な愛を豊かに注いでくださるお方です。敵を愛し、祈る姿は、まさに、イエス・キリストご自身に見られる姿です。
ここで主イエスが示される神の愛は、ただのきれいごとではありませんし、虚しく終わる歩みでもありません。この神の愛は、紛れもなく、神に敵対する私たち罪人に向けられたものです。そして、私たちは、この愛にあずかって生きることがゆるされています。