山下正雄(ラジオ牧師)
メッセージ: 神をたたえる
ごきげんいかがですか。ラジオ牧師の山下正雄です。
自分の業績を自分で称えるというのは、しばしば過大な自慢話に終わりがちです。もちろん、自分の業績を自分で称えることのすべてが悪いとは言いません。客観的な事実であれば、それを認めて、自分をほめてあげることも大切です。
しかし、人生の最期に人が遺す言葉は、しばしば、自慢話よりも、誰かへの感謝の言葉であることがあります。特に身近な人たちへの感謝の思いを伝えて、思い残すことなく最期を迎えることができたら、それほど幸せなことはありません。色々なことを成し遂げてきたと思う人生であっても、誰かの助けや支えがなければ実現しなかったことは、本人が一番よく知っていることです。
今週はパウロの祈りから学んできました。その祈りの言葉はこう結ばれます。「神の栄光と誉れとをたたえることができるように。」天の御国に迎え入れられたとき、自分が地上で受けたことのすべてが神の恵みであったと、心から神に感謝し神をほめたたえることができるようにと切に願います。
きょうのみ言葉…「そして、キリストの日に備えて、清い者、とがめられるところのない者となり、イエス・キリストによって与えられる義の実をあふれるほどに受けて、神の栄光と誉れとをたたえることができるように。」フィリピの信徒への手紙1章10節11節