あさのことば

「わたしは世の光である」

放送日
2004年10月20日
お話し
立石 章三(横浜中央教会牧師)

立石 章三(横浜中央教会牧師)

メッセージ: 「わたしは世の光である」

 お元気ですか。横浜中央教会の立石章三です。私の田舎では蛍を見るのはあたりまえでしたが、この頃ではデパートに行かないと見ることができないようです。光を発生する生物は地上では蛍と植物のこけぐらいしか思いつきませんが、海の中を見るともっとたくさんの種類がいます。蛍イカ、発光クラゲ、発光プランクトン。深海へもぐると、まだまだ人間が知らない発光生物がいるそうです。自分で光を出し発光する生物、とてもロマンがあります。けれどもこの発光物質の酵素がエイズやアルツハイマー、癌などの病気を研究する上で重要な材料になるらしいというので、サンゴ礁の発光生物たちがピンチになってきています。

 さてある時イエスはこう言われました。「私は世の光である。私に従う者は暗闇の中を歩かず、命の光を持つ」。イエスは暗闇の世を照らす光、世が目指すべき方向、世の存在理由なのです。

 私たちが見慣れているこの世の中のあらゆるものを、イエスという光で照らしてもう一度見るとき、私たちはそれらの本当の姿を知ることができます。今まで光り輝くすばらしいものだと思っていたものが、イエスという、太陽より明るい光にさらしたとき、何ともくだらないものだった、という経験をした方はたくさんおられます。お金、学歴、地位、会社、自慢していた物、それらの一つ一つが色あせて見えてきて、どうして今まで夢中で追いかけていたのだろうと自分を見つめ直すことができるのです。

 だからイエスは世の光なのです。この光に従う人は暗闇の中を歩くことがありませんから、正しいものと悪いものを正確に区別できます。そして本当に価値あるもの、人生のゴールである命の光を持つことができるのです。

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