あさのことば

詩編の言葉に生かされて(2)

放送日
2014年2月25日(火)
お話し
坂井孝宏(勝田台教会牧師)

坂井孝宏(勝田台教会牧師)

メッセージ: 詩編の言葉に生かされて(2)

 ご機嫌いかがですか、勝田台教会の坂井です。
 旧約聖書の詩編71編18節にこんな祈りの言葉があります。
「わたしが老いて白髪になっても 神よ、どうか捨て去らないでください。」老いと病、また死ということに向き合う方々と、いつも祈りますけれども、そんな方々のことを思う時に、こういう祈りの言葉が頭をよぎるんですね。「老いて白髪になっても 神よ、どうか捨て去らないでください。」

 こういう祈りに対する、神様の答えはこうです。
「あなたたちは生まれた時から負われ 胎を出た時から担われてきた。 同じように、わたしはあなたたちの老いる日まで 白髪になるまで、背負って行こう。 わたしはあなたたちを造った。 わたしが担い、背負い、救い出す。」これは、旧約聖書イザヤ書の46章3節、4節の御言葉です。

 わたしたちは誰も、産声をあげたその瞬間から、お父さんやお母さんに抱かれてきました。我が家の子どもたちもですね、きっとそのうち見向きもしてくれなくなるんでしょうけれども、今は父に抱きしめられることを日課としているようでして、いつもじゃれついてきます。今、大人であるわたしたちには、もうそんな風に抱っこしてくれる人はいないかもしれません。だけども、だけども神は、あなたをいつまでも背負って行くよと、今日も言っていてくださいます。心細くなった時は目をつむり、そんな神の声を思い出してください。神の背中のぬくもりが、だんだんと広がってきます。

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