
新井主一(高島平キリスト教会牧師)
メッセージ:かすれた文字、かすれた信仰
おはようございます。高島平キリスト教会牧師の新井主一です。
私たちの高島平キリスト教会は、昨年の秋に、新しい会堂が与えられました。近くにお住まいの方は、是非いつでもいらしてください。
この新しい会堂に入った受付の壁に、まだ空き地が目立つ、もうずいぶん前の高島平の町の航空写真が飾られています。これは、古い会堂の時から、ずっと教会の入り口にかけてあったものです。
その写真の下に、万年筆で、次の聖書の言葉が綴られています。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。…この町には、わたしの民が大勢いる。」(使徒18:9-10)これは、聖書の中で、コリント伝道に勤しむパウロに与えられたイエスの言葉です。
でもどうして、イエスは、こんなことをパウロに言われたんでしょうか。それは、パウロが恐れたからです。語るのをやめ、黙ってしまったからです。パウロは、世界宣教の扉を開くために用いられた大伝道者です。しかし、いざ神様の力によって、世界宣教が実現される時、パウロは怯えてしまったんです。
実は、神の力が実現する時、私たち人間はそれに耐えられない、それが、聖書を貫く法則なんです。今、イエスを宣べ伝える私たちは、とっても小さな存在に思えます。新しい会堂を建てたはいいが、どれだけの方が教会にいらしてくださるのか、ととても不安です。しかし、そこにこそ、神の力は実現するんです。
随分前に書かれた万年筆の文字は、やはりかすれてしまい、目を凝らしてやっと読めるくらいになっています。これが、私たちの今の信仰の状態のように思えてなりません。悔い改めて、今、もう一度はっきり書き直したいんです。「恐れるな。語り続けよ。黙っているな。この町には、わたしの民が大勢いる」と。
※あさのことばのプレゼント締切はその週の土曜日です。









