リジョイス聖書日課

マタイ1章1-17節 イエス・キリストの系図

放送日
2025年12月22日(月)
お話し
大宮季三(横浜中央教会牧師)

12月22日(月) マタイ1章1-17節

アブラハムの子ダビデの子、イエス・キリストの系図。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』マタイによる福音書1章1節

 新約聖書は「イエス・キリストの系図」で幕を開けます(1節)。系図は身分を明らかにする重要なものです。ですから、都合の悪い人物を削除するような改ざんは決して少なくなかったようです。

 しかし、福音書の系図には削除どころか、〈映えない〉出来事が刻まれています。「ウリヤの妻によってソロモンをもうけ」た、ダビデ王の不倫と殺人という無惨な事実を隠さない大胆さです(6節)。このように、イスラエル史の罪と挫折が明らかにされています。

 それでも神は暗い歴史を切り捨てず、そのただ中に御子を遣わされました。「この子は自分の民を罪から救う」という約束どおり、キリストは汚れを光へ、悲しみを救いへと書き換えます(21節)。

 クリスマスは、私たちが目を背けたい過去と現在、そして将来を、神の祝福の系図に組み込み直す恵みです。失敗や裂け目を抱え、自分など系図に載る資格がないと感じる人も、信仰によってキリストの家族に迎え入れられます。主は欠けを理由に排除することなく、むしろそこへ豊かな恵みを注ぎ、新しい人生を開いてくださいます。キリストに結ばれることこそが真の〈映える〉姿であり、その光が今も私たちを照らし続けています。

 【祈り】

 イエス・キリストにおいて、神の祝福の系図の中に招いてくださり、感謝します。

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