12月20日(土) 詩編105編
主はとこしえに契約を御心に留められる
千代に及ぼすように命じられた御言葉を
アブラハムと結ばれた契約
イサクに対する誓いを。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』詩編105編8-9節
神の民の歴史を回顧する詩人の歴史観は明確です。神の民の歴史は、主なる神の約束が成就する舞台、そこで起こった出来事はすべて神の業であったと。出エジプトの前史である父祖たちの時代に、主はアブラハムとの契約を永遠に想起されました。いつまでも記憶に留め、必要なときには必ず契約を履行されたのです。
詩人の霊のまなこに映っているのは、神の不変性です。主の決意と約束と実行における一貫性です。そこに神の民の救いの確かさを見て取っているのです。これは新約時代の神の民にも共通する真理であることを、私たちは教派の信仰規準に沿って、告白し続けます。
唯一の生ける真の神は、最も純粋な霊にして、不変の御方です。人類の中の命に予定されている者たちを、永遠で不変の計画に従い、キリストにあって選んでおられます。御子は御父の慈しみとまことに従って贖いを成し遂げ、聖霊は私たちをキリストへと召し、義認と養子と聖化の恵みにあずからせてくださいました。
神は私たちを聖徒として保持していてくださり、もっぱら恵みによって救いの確信を得させてくださいます。今も、後も、永遠に変わることなく。
【祈り】
主よ、あなたは変わらないでいてくださいます。私たちも変わらないでいさせてください。









