12月2日(火) 雅歌2章
「花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』雅歌 2章12節
このおとめと同じように、あなたも今、「茨の中」(2節)で「力づけ」(5節)を待ち望みながら、主の愛が具体的に感じられることを願っているかもしれません(6節)。しかし、現実は「岩の裂け目、崖の穴」(14節)の中のよう、「風が騒ぎ、影が闇にまぎれる」(17節)ときが迫っています。しかし、深い暗闇の中から主を呼ぶとき、主は「山を越え、丘を跳んで」(8節)やってきてくださいます。もうすでに外に立ち(9節)、「さあ、立って出ておいで」と繰り返し呼びかけてくださっています(10、13節)。その御声を聞き取りましょう。試練の茨の中、深い暗闇の中にうずくまっているあなたを「さあ、立って出ておいで」と呼んでくださっています。
あなたを立ち上がらせてくださるのは「立ちなさい」というイエス・キリストの御声です。「わたしのもとに来なさい」とあなたを呼んでくださっています。あなたを閉じ込めている狭い場所から、立って出ていきましょう。
そのとき、「ごらん、冬は去り、雨の季節は終った。花は地に咲きいで、小鳥の歌うときが来た。この里にも山鳩の声が聞こえる」(11、12節)という新しい風景があなたを待っていることでしょう。
【祈り】
自分の暗闇から、主に向かって出て行かせてください。さわやかな新しい景色を見させてください。









