11月4日(火) サムエル上7章
「どうか黙っていないでください。主が我々をペリシテ人の手から救ってくださるように、我々の神、主に助けを求めて叫んでください。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記上7章8節
7章は最後の士師サムエルについて書かれています。この後、イスラエルの民はサムエルに王を求め、王制を敷く国へと変わっていくからです。主に忠実な士師サムエルによって、イスラエルは新たな時代に入っていくこととなります。
サムエルはこのとき、悔い改めの祈りを主にささげるために民らと共にミツパに集まっていました。しかし、ペリシテには何か軍事的な相談でもしているように見えたのでしょうか。どこかからその情報を聞きつけて攻め上って来ました。これを聞いて恐怖した民らが、サムエルに求めたときの言葉が上記のものです。
サムエルは祈りました。このときイスラエルは祈るために集まっていましたから、戦う用意などしていません。真に主に悔い改めるために集まったサムエルと民らです。祈りだけが彼らの頼り、武器でした。文字どおりサムエルは叫び求めて主に祈ったのです。
「主は彼に答えられた」とあります(9節)。主は雷鳴をとどろかせ、ペリシテを混乱に陥れて打ち負かされました(10節)。
真に祈りの乏しい私たちですが、主に信頼し、祈りと信仰の生活のなかで今の時代を歩みたく思います。
【祈り】
真に頼れるお方は、あなたお一人のみです。あなたに向かっていつも祈り、叫び求めて心からの声を上げることができますように。
      








