リジョイス聖書日課

エゼキエル4章 横たわり顔を神の都に向けて

放送日
2025年7月7日(月)
お話し
貫洞賢次(札幌伝道所宣教教師)

7月7日(月) エゼキエル4章

左脇を下にして横たわり、イスラエルの家の罪を負いなさい。あなたは横たわっている日の数だけ、彼らの罪を負わなければならない。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エゼキエル書4章4節

左脇を下にして三百九十日、右脇を下にして四十日、横たわるように命じられました。神の都を象徴したレンガを見つめながら、粗末な食事をし続けます。いやでも、神の裁きを告げる言葉を思いめぐらし続けたことでしょう。エゼキエル自身は、北イスラエル滅亡後の人です。第一次バビロン捕囚において、バビロンに連れて来られました。すでに神の懲らしめをある程度経験していますが、さらに神の言葉に向き合って、試練を味わい続けます。

 神の言葉に従って横たわることが、安易な望みを打ち砕きます。確かに、神が命じられたしるしは、まず預言者にとって、信仰の試練です。

 しかし、いったんは恐れに取りつかれたとしても、罪から救う神の愛があります。「人の子よ」と語りかけてくださる神がおられます。そして、「罪のゆえに」すべては臨むのだと示してくださいました(17節)。

 今こそ、神を知るべき時でした。「知恵の初めとして、知恵を獲得せよ」(箴4章7節)。神の真実を見失わずに、その御方へと逃れることに救いがあります(ヤコ1章5節)。人の心に取りつく恐れではなく、神を畏れる真の知恵へと進むように、神は言葉を預言者に託します。

【祈り】
 恐れを締め出す神の愛を知る、真の知恵をお与えください。