川栄智章(せんげん台教会牧師)
メッセージ:聖霊降臨の出来事
いかがお過ごしですか。せんげん台教会の川栄智章です。
今日は、キリスト教の暦で、聖霊降臨日、五旬祭の日です。キリスト教会は、イエス様が復活されたイースターを今年の4月20日にお祝いしましたが、聖霊降臨の出来事は、イエス様が復活されて7週間後の日曜日に起こりました。
聖霊様とは、父、子、聖霊なる「三位一体」の神様の一つです。お一人である神様には、三つの人格がある、と言うのです。このことは、私たちの頭ではなかなか理解できないことですが、神様は、この三位一体の神様の中で、愛の交わりをなされている、とご理解ください。
聖書は、「旧約聖書」と「新約聖書」に区分されていますね。旧約時代は、天地創造から始まりますが、父なる神が直接、イスラエルの民に働いてくださった、という意味あいで、「父なる神の時代」と呼ばれます。
また、イエス様がこの世にお生まれになってから、十字架によって死なれるまでの約33年間は、御子が直接、弟子たちと交わりをされ、御業を成してくださった、という意味あいで、「子なる神の時代」と呼ばれます。
そして、聖霊様が教会に降臨してから、今日に至るまで、聖霊様が御業を成され、教会を導いてくださっています。その意味で、聖霊降臨日から現在に至るまでが、「聖霊なる神の時代」と呼ばれます。
聖霊降臨の出来事は、天地創造と、神の子が人となって世に来られたことに次ぐ、大きな歴史の転換点なのであります。