川杉 安美(草加松原教会牧師)
メッセージ:不合理なこと?
いかがお過ごしでしょうか。草加松原教会の川杉安美です。
「イエス・キリストが死に勝利して復活した」ということを言うと、すぐに、そんなばかな、そんな不合理なことがあるはずがない、と言われます。それなら、絶望していた弟子たちが、突然そろいもそろって立ち上がり、殉教してまで、復活を証言したのをどう説明するのでしょうか。
イエス様が十字架にかかった時には逃げ出した弟子たち。自分たちも捕まるのではないかと恐れて、部屋に鍵をかけて、隠れていた弟子たち。そういう弟子たちが、そろって一斉に立ち上がり、殉教してまで、イエス・キリストの復活を証言し続けました。
何がそうさせたのでしょう。嘘偽りや作り話で、そんなことが起こるでしょうか。最も合理的な説明は、「復活したイエス・キリストに出会った」ということです。
証拠や証言をちゃんと調べていくと、「イエス・キリストが復活した」という結論に至るようです。たとえば、ハーバード法科大学院教授のサイモン・グリーンリーフ博士は、復活が神話であることを証明しようと、法律の理論を駆使して、徹底的に調べ上げました。その結果、「復活は事実」と認めざるを得なくなり、クリスチャンになりました。
また、多くの冤罪を勝ち取ったという有名な弁護士ライオネル・ラックホーも、同じように徹底的に証拠を調べました。その結果、やはり「復活は事実」と認めざるを得なくなり、クリスチャンになりました。
調べもせず、即座に復活を否定する方が、不合理なのではないでしょうか。パウロは言いました。「実際、キリストは死者の中から復活し」た、と。コリントの信徒への手紙Ⅰ15章20節。