坂本紀夫(北中山教会牧師)
メッセージ: 神の力
いかがお過ごしですか。北中山教会の坂本です。
十字架という処刑方法は、ローマ人が考え出した最もむごたらしく恥ずかしい刑罰です。そんな十字架につけられて殺されたイエス様を、救い主と信じることはどう考えても愚かにみえることではないでしょうか。
しかし神様は、十字架につけられたイエス・キリストを信じる者を救おうとお考えになりました。イエス様のお姿は、本当に愚かで力なく弱々しく見えます。そうです。十字架につけられたイエス様はあなたを救うために、徹底的に弱くなり、愚かになってくださったのです。
聖書は、神様についてよく分かったら救いを得ることができる、とは言っていません。そうではなく、私たちは罪人であり、自分の努力、頑張りでは救いを得ることはできない、と言っているのです。そのどうにもできない罪を、イエス様がすべて背負って十字架にかかってくださいました。ここにこそ、あなたを赦し、救う神の力が現わされたのです。
聖書の言葉「十字架の言葉は、滅んでいく者にとっては愚かなものですが、わたしたち救われる者には神の力です。」コリントの信徒への手紙一 1章18節