櫻井良一（東川口教会牧師）
メッセージ： 身体のよみがえり
ごきげんいかがですか。東川口教会の櫻井良一です。
キリスト教には、「身体のよみがえり」と言う教えがあります。古代ギリシャの哲学者たちも、また日本の多くの宗教も、人間の魂が永遠であることを教えます。
しかし聖書は、その魂がやがて神によって新しい体をいただいて、よみがえることができると教えているのです。なぜなら神は、私たち人間を最初から魂と体を持つものとして創造してくださったからです。
だから神は、魂だけではなく、私たちの体も救ってくださるのです。もちろん、神が私たちに与えて下さる身体は、今の身体のような不完全なものではありません。聖書は、「キリストに似る者とされる」と教えているのです。
パウロは、この身体のよみがえりと私たちの現在の命の関係を、植物の種にたとえています。私たちの命の本当の価値は、この地上の生涯では、植物の種のように隠されています。しかし、私たちが神を信じて、地上の生涯を大切にして生きるなら、神はやがて、私たちの身体をよみがえらせてくださるのです。
そしてそのとき、私たちの命に隠されていた素晴らしい価値が明らかにされるのです。だから、キリストを信じる者は、よみがえりの希望を持って、地上の生涯を送ることができるのです。
聖書の言葉「死者の復活もこれと同じです。蒔かれるときは朽ちるものでも、朽ちないものに復活し、蒔かれるときは卑しいものでも、輝かしいものに復活し、蒔かれるときには弱いものでも、力強いものに復活するのです。」コリントの信徒への手紙一 15章42節から43節です。