3月31日(火) ヨブ15章
さて、悪人の一生は不安に満ち
暴虐な者の生きる年数も限られている。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨブ記 15章20節
15章からヨブと友人たちの議論の二回目のサイクルが始まります。この章における友人エリファズの発言は、一回目(4~5章)よりも激しくなっています。
後半の17節以下から、エリファズは、悪人の運命について叙述的に語っています。ここで言われていることは、悪人が、やがては滅びに至るということです。明らかにヨブに当てはめて語っています。「もし、あなたが苦しんでいるのなら、それは悪人として当然の報いではないか」と言いたいのではないでしょうか。エリファズの見解は、一貫して、因果応報的な考え方です。
もちろん、聖書の中には、「神に従う者に祝福があり、神に背く者に呪いがある」と記されている箇所があります。しかし、今、ヨブが直面している問題は、その方程式で測ることができないことでした。神に従いながらも、ヨブの身に数々の苦難が起こりました。だからこそ、ヨブは神に対して呻き、叫んでいるのです。
私たちの人生も、分からないことが多くあります。苦しみの意味が見出せないことがあります。それを友人たちのように理屈で説明することはできません。しかし、苦しみの時の神への問いかけが、生ける神との対話の時となることをヨブ記は教えているのではないでしょうか。
【祈り】
主よ、理屈では分からないことが多いです。御心を悟らせてください。









