リジョイス聖書日課

エステル5章 揺らぐことのない神の愛

放送日
2026年2月23日(月)
お話し
三輪誠(浜松教会牧師)

2月23日(月) エステル5章

しかし、王宮の門にはモルデカイがいて、立ちもせず動こうともしなかった。ハマンはこれを見て、怒りが込み上げてくるのを覚えた。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』エステル記 5章9節

神の民であるユダヤ人を滅ぼうそうとしたハマンは、神への敵対者と言ってよいでしょう。その彼が、王と共にエステルの酒宴に招かれました。そのことに、彼は上機嫌です。しかし、王宮でモルデカイを見たとき、一転して彼の心は怒りで満たされました。彼の人柄は、家に帰った際の言動に表れています。素晴らしい財産、大勢の息子、王から賜った栄誉、自分の栄進。このような他者との比較が、彼の生き方の土台でした。他者よりも偉大な自らにひれ伏さないモルデカイは、彼にとって自らの土台を脅かす存在です。彼はモルデカイを見るたびに、自らの栄誉がすべてむなしいものに感じたのでした。

このように他者との比較を土台として生きようとするとき、他者の評価や他者の行動に左右される不安定な生き方にならざるを得ません。

それに対して神の民は、決して変わることのない神の愛の中で生きることができます。たとえ自らが弱く、他者と比べて劣っているように見えたとしてもなお、私たちに注がれている神の愛は揺らぐことはありません。キリストの十字架が、その確かな証拠です。決して変わることのない神の愛の中で生きることができる。それが神を信じる私たちに与えられている確かな恵みです。

【祈り】

弱い私をなおも揺らぐことなく愛してくださるあなたの愛に、心から感謝いたします。