1月6日(火) サムエル下2章
「いつまで剣の餌食とし合うのか。悲惨な結末になることを知らぬわけではあるまい。いつになったら、兄弟を追うのはやめよ、と兵士に命じるのか。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』サムエル記下 2章26節
サウルの死後、ダビデは、ユダの王とされました(4節)。しかし、ユダ以外のイスラエル部族の実権を握っていたアブネルは、サウルの子であるイシュ・ボシェトを擁立し、イスラエル全体には、二人の王が並立するという異常な事態になりました。
そこで起こったのは内戦だったのです。それは、両軍の一騎打ちで幕が開かれ(15節)、十二名の若者がそれぞれの陣営から選ばれ、刃を交えましたが、すべて相打ちに終わり、これを契機に、本来、愛し合い、助け合うはずの同じ民族の中で、血で血を洗う凄惨な争いが始まったのです。
この戦いがこう着状態になったとき、アブネルは、ダビデ側の司令官であったヨアブにこの戦いの無意味さを訴えます。「いつまで剣の餌食とし合うのか。悲惨な結末になることを知らぬわけではあるまい」。こうして、かろうじて一時的に休戦が成立しました。この争いは、戦死者の数から見ればダビデ陣営の圧勝で終わりましたが、司令官ヨアブの実弟であるアサエルが戦死したことで、痛み分けとも言える愚かな結果でした。
主イエスが、「剣を取る者は皆、剣で滅びる」と十字架の直前に言われたことは、いつの時代にあっても変わることのない真実です(マタ26章52節)。
【祈り】
主イエスよ、私たちを御言葉と祈りをもって戦う者に変えてください。









