4月23日(水) ヨシュア記12章
ヨシュアの率いるイスラエルの人々がヨルダン川のこちら側、すなわち西側で征服した国の王は次のとおりである。
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記12章7節
12章にはヨルダン川の東側で征服された王たちと、ヨルダン川の西側で征服された王たちについて具体的に記されています。ヨシュアをリーダーとするイスラエルは、長い年月をかけて、神が与えると約束された土地を戦い取っていくことができました。この章には、その結果が記されています。
特にヨルダン川の西側で征服された王たちの町々を、詳しい地図の上で確認すると、カナン全土に分布しています。しかし同時に、まだ征服していない町々も数多く残っていました。戦いに勝利しながらも、約束の実現はまだ先であることが示されます。言い換えれば、戦いはまだ、途上にあると言えるでしょう。
パウロは約束の実現に向かう自身の人生について、「わたしは、既にそれを得たというわけではなく、既に完全な者となっているわけでもありません。何とかして捕らえようと努めているのです。自分がキリスト・イエスに捕らえられているからです」と語りました(フィリ3章12節)。
私たちもまた、信仰生活を振り返るとき、さまざまな信仰の戦いを、キリストと共に乗り越えられたことを確認し、確信します。そして、御国への凱旋という神の約束の実現を見据えるとき、次の使命に向かって前進する勇気と力が湧いてくるのです。
【祈り】
共にいてくださった主が、これからも共にいてくださいますように。