4月22日(火) ヨシュア記11章
主はヨシュアに言われた。「彼らを恐れてはならない。わたしは明日の今ごろ、彼らすべてをイスラエルに渡して殺させる。」
日本聖書協会『聖書 新共同訳』ヨシュア記11章6節
カナンの地の北部にある大きな町ハツォルの王ヤビンは、ヨシュアの率いるイスラエルが南部の町々で勝利を収めたことを聞き(10章)、北部の諸王に呼びかけ、イスラエルを迎え撃つために、全軍を率いてメロムの水場に陣を敷きました。彼らは戦車や馬を数多く持っていたため、それらを持たないイスラエルは非常に恐れました。
しかし、神はヨシュアに「彼らを恐れてはならない」と語り、戦いの勝利の結末を示すとともに、イスラエルが恐れていた人間の力である戦車を焼き払い、馬の足の筋を切るように命じられたのです。歩兵で構成されていたイスラエルでしたが、恐れることなく神の命令に従って出陣し、神の予告どおりに勝利することができました。しかし、一連の戦いは長い年月にわたりました(18節)。神の約束の実現のためには、その節目節目で忍耐することが求められます。
私たちに与えられている信仰の戦いも同様です。神は一人ひとりに異なった戦いを与え、それに勝利するように導かれます。そして、一連の信仰の戦いの先にある、天の御国への凱旋という約束を見せてくださっています。「恐れることはない」との神の言葉に固く立ち、一つひとつの信仰の戦いを、神と共に強く雄々しく勝ち取っていきましょう。
【祈り】
主よ、戦いの厳しさに恐れる者ですが、共にいて勝利させてください。