玉井宣行(所沢ニューライフ教会牧師)
メッセージ:日本はどこに向かうのか
ご機嫌いかがですか。所沢ニューライフ教会の玉井宣行です。
政治の世界が混乱しています。政権を担う政党に様々なゆがみが生じている現実を見るとき、日本はこれからどこに向かうのだろうか、との思いがつのります。ゆがみを修正するには、長い時間がかかるのかもしれません。
旧約聖書に登場する紀元前6世紀のユダ王国もまた、政治的に宗教的に混乱していました。当時の大国であったバビロンによって、国の存続が危うくなっていたのです。もともと神を信じていたユダ王国の人々でしたが、このような混乱した状況の中で、徐々に神に頼ることをやめて、人間が造った偶像に頼るようになりました。
こうして国の秩序は乱れ、やがてバビロンによって滅亡へと追い込まれたのでした。そして、たくさんの人々が、捕虜として、バビロンに連れ去られました。それから、70年の歳月が流れました。神は、ユダ王国を憐れみ、捕虜となった人々の子孫を、再びユダ王国の都であるエルサレムへと帰還させてくださったのです。この背後には、人々が神にもう一度立ち返るという悔い改めがありました。
私たちの国には、聖書が語る神を信じている人々はほんの少数ですが、神は、信じる人々を通して、日本を憐れみ、日本の秩序を保ってくださっています。今こそ神の言葉が、日本の人々の心に深く届けられることを、心から祈り、願います。
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