月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年10月24日(木)

マタイ28章 恐れるわたしを誰よりもご存じの方

  

婦人たちは、恐れながらも大いに喜び、急いで墓を立ち去り、弟子たちに知らせるために走って行った。(マタイ28:8)

 マリアたちが墓に来たとき、主イエスのお体はそこにありませんでした。恐れる婦人たちに、かねて言われていた通り主イエスが復活したことを告げた天使は、さらに彼女たちに、復活の主イエスがガリラヤに先に行かれる、そこでお会いできると弟子たちに告げなさいと命じます。

 婦人たちは大いに喜び、急いで弟子たちのもとに走り出しました。しかし、喜んでいただけではありません。「恐れながらも」大いに喜んでいたと聖書は語ります(8節)。

 何を恐れていたのでしょう。主イエスの復活の事実を、まだ受けとめることができなかったのでしょうか。いくら主イエスが復活したと語ろうと、弟子たちが信じてくれるはずがないと恐れていたのでしょうか。

 そんな彼女たちの恐れを誰よりもご存じの主イエスが、婦人たちを待っていました。さらに主イエスから「恐れることはない」と声をかけてくださいました。その主イエスの言葉に押されるように、婦人たちは再び走りだしました。

 私たちもまた、さまざまな恐れの中で生きています。そんな私たちのことを、誰よりもご存じで、共におられる主イエスが、「恐れることはない」と私たちに声をかけ続けてくださっています。そして再び歩みださせてくださいます。

 【祈り】 主よ、さまざまな恐れの中に生きる私たちをきょうも支えてください。

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