月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年10月13日(日)

マルコ10章17-31節 神にこそ心を向け、永遠の命を求めよう

  

「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい。」(マルコ10:25)

 主イエスは、「財産のある者が神の国に入るのは、なんと難しいことか」と教えられました。これは、弟子たちにとって驚きでした。財産が多くある者は、神から祝福されていると思われていたからです。「金持ちが神の国に入るよりも、らくだが針の穴を通る方がまだ易しい」との主イエスの言葉にますます驚いた弟子たちが、「それでは、だれが救われるのだろうか」と互いに言ったのも、そのためです。神から祝福されている者が神の国に入るのが難しいのならば、いったいだれが入れるだろうか、というわけです。
 確かに、私たちのこの世の財産も神からの恵みです。しかし、多くある財産への執着こそが、人の心を神から離れさせてしまうのです

 実際、永遠の命について主イエスに教えを請いに来たはずの人が、主イエスの言葉に気を落とし、悲しみながら立ち去ってしまいます。彼もたくさんある財産への執着を捨てることができなかったのです。

 私たちは、神からの恵みに感謝しつつ、それも神のものとして、私たちが執着するべきものではないことをわきまえていなくてはなりません。私たちが求めるべきは、イエス・キリストが与えてくださる永遠の命なのです。

 【祈り】 神よ、この世の財産でなく、いつもあなたへと心を向けさせてください。

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