エレミヤ24章 彼らはわたしの民、わたしは彼らの神
わたしは、わたしが主であることを知る心を彼らに与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。(エレミヤ24:7)
主なる神は、良いいちじくと悪いいちじくを用いて、エレミヤに新しいことを示されました。神は、バビロンに捕囚となった民を「良いいちじくのように見なして、恵みを与えよう」と語られます(5節)。「良いいちじくのように見な」すという言葉が重要です。捕囚の民のほうが優れているということではありません。神がそう見なして、恵みを与えるというのです。
さらに神の言葉は続きます。「わたしは、わたしが主であることを知る心を彼らに与える。彼らはわたしの民となり、わたしは彼らの神となる。彼らは真心をもってわたしのもとへ帰って来る」(7節)。やがてエレミヤによって語られる「新しい契約」を指し示す御言葉です(31章)。人は皆、神の前に罪人ですが、神がその心に働きかけることによって、人は神を知り、神に従うようにされます。
私たちがまことの神と出会い、罪を示され、そしてイエス・キリストを信じる信仰と罪の赦しが与えられたことも同じです。私たちの側に見るべき優れた点はなく、ただ神が聖霊を私たちの心に与えて、救いに招き入れてくださったのです。
今や、私たちは神の民とされ、神は私たちの神となってくださいました。主なる神が私たちの人生の歩みを導いておられます。
【祈り】 神よ、私たちが真心をもってあなたに仕え、あなたの恵みの中を歩ませてください。
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