月刊誌リジョイス 聖書日課 2024年7月18日(木)

エレミヤ14章 真実の言葉に人を生かす命がある

  

「わが主なる神よ、預言者たちは彼らに向かって言っています。『…わたしは確かな平和を、このところでお前たちに与える』と。」(エレミヤ14:13)

 神に背くイスラエルの民は、真実の神の言葉ではなく、聞いて心地よい言葉にばかり耳を傾けていました。

 偽預言者たちは、「お前たちは剣を見ることはなく、飢饉がお前たちに臨むこともない。わたしは確かな平和を、このところでお前たちに与える」(13節)と言って、神の言葉をもっともらしく語っていたのです。

 確かにこのようなことを、神の言葉として語ってもらえたら、そのときは明るい気持ちになり、将来に期待がもてるのかもしれません。けれども、これは決して主が語る希望ではなく、聞いて心地よくなってもらうだけの偽りの預言でした。結局のところ、見せかけの希望は人びとを神から遠ざけるだけだったのです。

 それゆえ、偽預言者の言葉はその身にはね返り、「飢饉と剣に遭い、葬る者もなくエルサレムの巷に投げ捨てられる」(16節)のです。

 真実の言葉に耳を傾けなければなりません。神の言葉は、人を永遠の滅びから救い出すために語られます。罪を指摘されると、そのときには痛みを伴いますが、その罪の痛みが大きいほど、神の恵みがいかに大きなものであるかがわかります。

 神が預言者を通して語る真実の御言葉のうちに、人を生かす命があります。

 【祈り】 神よ、あなたの御言葉に対してわたしの心を開き、救いの恵みを注いでください。

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