トマスは答えて、「わたしの主、わたしの神よ」と言った。(ヨハネ20:28)
復活なさった主イエスは、弟子たちの前に直接現れてくださいました。
弟子たちは、「わたしは主を見ました」と告げるマグダラのマリアの言葉を聞いていました(18節)。けれども、家の戸に鍵をかけて、閉じこもっていました。いまだ主イエスの復活を信じることができず、ユダヤ人を恐れていたからです。まさにそのとき、復活の主イエスが彼らに現れ、ご自身の手とわき腹とをお見せになります。弟子たちは主を見て復活を信じ、大いに喜びました。
疑い深いトマス(14章5節)は、そのとき、そこにいませんでした。そのため、ほかの弟子たちが「わたしたちは主を見た」と証ししますが、トマスは断固として認めません。
その後、主イエスは、トマスも一緒にいるときに改めて現れてくださいました。トマスにご自分の手とわき腹を見せて、「信じない者ではなく、信じる者になりなさい」と語られます。主イエスは、彼の疑い、恐れ、不信仰を乗り越えさせられるのです。
こうして、疑っていたトマスは、主イエスの復活を信じて、「わたしの主、わたしの神よ」と、信仰を告白することへと導かれました。復活された主こそ、まことの神の子メシアです(31節)。復活の主を信じる信仰に固く立って歩みましょう。
【祈り】 復活の主を信じて、日々、主イエスを神の子メシアと告白する私たちとならせてください。
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