慈しみとまことは罪を贖う
主を畏れれば悪を避けることができる。(箴言16:6)
慈しみとまことは、主のものです。主が慈しみ深く、まこと、つまり真実なお方であるから、そのもとに生かされている者もそれに従って生きることが求められています。
主は律法の掟を与えて、人の罪を贖うための手段を授けてくださいました。主が慈しみとまことに満ちたお方だからこそ、罪の贖いの道を備えてくださったのでした。
なぜでしょうか。主は、御前に罪を犯した私たちに対して、大きな慈しみの御心を抱いておられ、その罪を取り除いて清くすることを望んでおられるからです。
主は人の罪を贖って赦しを与えてくださいますが、罪そのものは正しく裁かれます。その御心を知る者は主を畏れ、悪を避けようとして歩むのです。
箴言にはいろいろな社会生活上の細かい戒めがありますが、突き詰めればすべては主を畏れることに行き着きます。こうして主の前で、主を畏れる者が悪を避けて生きるように、箴言は再三にわたって主を畏れる道を私たちに示しているのです。
時至って主の慈しみとまことを身をもって現すために、神の御子が世に来てくださいました。箴言の御言葉も御子において実現していることを覚えて、主をあがめましょう。
【祈り】 主の慈しみとまことを表してくださった主イエスに心から依り頼む者とならせてください。
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