ダビデ王の最晩年になると、ダビデの四男であるアドニヤが思い上がって「わたしが王になる」と言い出し、王位継承の争いが起こりました。預言者ナタンは、このことをソロモンの母バト・シェバに確認します。すると、バト・シェバはダビデ王に、ソロモンが次の王ではないかと確認します。ダビデ王は、「確かにソロモンがわたしの跡を継いで王となる」と言い、「今日それを実行する」と言います。ダビデ王の言葉を聞いて、祭司ツァドクは、ソロモンに油を注ぎ、民たちは皆、「ソロモン王、万歳」と叫び、大いに喜んだのでした。王は、誓った。「わたしの命をあらゆる苦しみから救ってくださった主は生きておられる。あなたの子ソロモンがわたしの跡を継いで王となり、わたしに代わって王座につく、とイスラエルの神、主にかけてあなたに立てた誓いをわたしは今日実行する。」(列王上1:29-30)