なぜ、あなたは御顔を隠し
わたしを敵と見なされるのですか。(ヨブ13:24)
13章には、ヨブの苦しみが凝縮されています。「わたしが話しかけたいのは全能者なのだ。わたしは神に向かって申し立てたい」(3節)。「このわたしをこそ、神は救ってくださるべきではないか。神を無視する者なら、御前に出るはずはないではないか」(16節)。「わたしのために争ってくれる者があれば、もはや、わたしは黙って死んでもよい」(19節)。「わたしの上から御手を遠ざけてください。御腕をもって脅かすのをやめてください」(21節)。
厳しい試練に遭うとき、私たちも、ヨブに似た祈りをせざるを得ないことがあるのではないでしょうか。
ヨブの最も深い苦悩は、「なぜ、あなたは御顔を隠し、わたしを敵と見なされるのですか」という言葉に表されています。もちろん、ヨブが見捨てられているのではありません。そして私たちも、たとえ自分がどのように感じたとしても、神に見捨てられることは決してありません。
「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」(マコ15章34節)。私たちが神から捨てられないために、主イエスが見捨てられてくださったからです。
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