友人にも理解されない苦難の中で、ヨブは祈ります。「神よ、どうかわたしを打ち砕き、御手を下し、滅ぼしてください」。自分を滅ぼしてしてくださいと祈らざるを得ないまでの苦しみがあります。しかし続けて、「仮借ない苦痛の中でもだえても、なお、わたしの慰めとなるのは、聖なる方の仰せを覆わなかったということです」と祈ります。すなわち、ヨブは、苦しみの中でも神の御心を尊び、神に服従する者であろうとしています。「わたしの願いをかなえ、望みのとおりにしてください」と言いながらも、神に信頼して、神を神とすることに立ち続けるのです。神よ、わたしの願いをかなえ
望みのとおりにしてください。
神よ、どうかわたしを打ち砕き
御手を下し、滅ぼしてください。
仮借ない苦痛の中でもだえても
なお、わたしの慰めとなるのは
聖なる方の仰せを覆わなかったということです。(ヨブ6:8-10)