月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月30日(木)

ホセア13章 高慢の危険

  

養われて、彼らは腹を満たし
満ち足りると、高慢になり
ついには、わたしを忘れた。(ホセア13:6)

 神の憐れみによってエジプトから助け出された神の民は、荒れ野での困難な生活を守られて、やがて約束の地に導き入れられました。しかし、約束の土地で繁栄を与えられて、残念なことが起こります。彼らは「満ち足りると、高慢になり、ついには、わたしを忘れた」と語られています。何ということでしょう。

 しかし、私たちにも起こるかもしれません。神の祝福によって快適な生活を送ることができています。井戸に水を汲みに行かなくても、蛇口をひねれば水が出る時代です。今の時代に誰が朝、水を飲むときに感謝の祈りをささげるでしょうか。

 「イスラエルよ、お前の破滅が来る。わたしに背いたからだ。お前の助けであるわたしに背いたからだ」とホセアは語ります(9節)。ホセアの言葉は、当たり前のように日常を過ごす私たちにも悔い改めを迫ります。神の愛と憐れみがなければ、私たちは1日たりとも過ごせません。そのことを忘れてしまうところに高慢の罪があります。

 高慢な神の民にアッシリアという熱風が襲いました。その前に、私たちは神に立ち帰りましょう。

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