月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年7月29日(水)

ホセア12章 神のもとに立ち帰れ

  

神のもとに立ち帰れ。
愛と正義を保ち
常にあなたの神を待ち望め。(ホセア12:7)

 エフライム族は、北イスラエルの中心的な部族として繁栄しました。しかし、神を捨てて偶像礼拝と貪欲にまみれ、自分たちの富に信頼を寄せました。アッシリアの南下政策という危機に直面しても、神に信頼するのではなく、貢ぎで乗り切ろうとし、神が与えた富と繁栄を奪われてしまいました。

 「神のもとに立ち帰れ。愛と正義を保ち、常にあなたの神を待ち望め」と、神は預言者を遣わして語ります。けれども、なお彼らの「商人は欺きの秤を手にし、搾取を愛し」、罪と悪とで財産を築きました。そのため、「エフライムは主を激しく怒らせた。主は流血の報いを彼に下し、その恥辱を彼に返される」と告げられ、裁きが下されます(15節)。国は滅び、人びとは捕虜としてアッシリアに連れていかれました。

 しかし、困難な地で、彼らは再び神に心を向けるでしょう。「わたしこそあなたの神、主。エジプトの地からあなたを導き上った。わたしは再びあなたを天幕に住まわせる、わたしがあなたと共にあった日々のように」とあります(10節)。神は預言者を遣わして語り続けられます。

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