「あなたがたの間に戦いや争いが起こる」とヤコブは言います(1節)。手紙の初めで「十二部族の人たち」、また繰り返し「兄弟たち」と呼ばれるキリストの教会の中に、互いへの敵意があり、蔑み合いや裁き合いがあるというのです。現実の言葉や行動はもちろん、たとえ心の片隅にであっても、そのような思いがあってはならないとヤコブは言います。そのようにして「世の友」となることは神に敵対することだからです。神に服従し、悪魔に反抗しなさい。…神に近づきなさい。そうすれば、神は近づいてくださいます。罪人たち、手を清めなさい。心の定まらない者たち、心を清めなさい。悲しみ、嘆き、泣きなさい。笑いを悲しみに変え、喜びを愁いに変えなさい。主の前にへりくだりなさい。そうすれば、主があなたがたを高めてくださいます。(ヤコブ4:7-10)