月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年6月17日(水)

ダニエル5章 壁に書かれた文字

  

そのために神は、あの手を遣わして文字を書かせたのです。…書かれた文字はこうです。メネ、メネ、テケル、そして、パルシン。(ダニエル5:24-25)

 「メネ、メネ、テケル、パルシン」。ベルシャツァル王が開いた大宴会で、突然、現れた指が白い壁に書いた文字です。ダニエルがこの文字を解き明かします。「あなたの治世は数えられ、終わらせられた。あなたは秤にかけられ、不足と見られた。あなたの国は二つに分けられる」と。書かれた文字は、神の裁きを意味していました。

 神こそが主であり、御心が行われる。神を侮り、嘲る時代は必ず終わります。このダニエル書の御言葉は、苦難の時代に生きる教会に慰め、励ましを与えてきました。

 しかし、同時に、この神の指によって書かれた文字は私たちを畏れさせもするのではないでしょうか。私たちの人生が神によって「数えられ、計られ、分けられる」。だとすれば、私たちはそれに耐えることができるでしょうか。

 この神の手は、主イエスの御手でもあると言った人がいます。人間を憐れみ、罪赦す主の手です。罪ある女が主イエスの前に連れて来られた時、地面に手で何か文字を書いておられました。内容はわかりませんが、わたしは赦しと救いの言葉であったと思います(ヨハ8章6節)。

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