ペリシテ人がイスラエルと戦うために軍を集結しました。それを見たサウルは、自分は神に捨てられたという意識とダビデが敵軍にいるという事実により恐怖を覚えていたようです。これまでは、神に捨てられても預言者サムエルがいました。彼は、いつでも具体的な指示を与えてくれました。しかし、その頼みの綱であったサムエルが死んでしまいました。神からの語りかけの手段を失ったサウルは、霊媒にすがるという罪に走ってしまいます。サムエルは言った。「なぜわたしに尋ねるのか。主があなたを離れ去り、敵となられたのだ。…主はあなたのみならず、イスラエルをもペリシテ人の手に渡される。…」 サウルはたちまち地面に倒れ伏してしまった。サムエルの言葉におびえたからである。(サムエル上28:16,19,20)