月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年5月19日(火)

サムエル上20章 主が間におられる愛の誓い

  

ヨナタンは言った。「安らかに行ってくれ。わたしとあなたの間にも、わたしの子孫とあなたの子孫の間にも、主がとこしえにおられる、と主の御名によって誓い合ったのだから。」(サムエル上20:42)

 愛の関係、それはいつも美しいものです。ヨナタンは、ダビデを自分自身のように愛していました。自分の父サウルがダビデの命をなおも狙っていることを悟ったヨナタンは、ダビデとの約束通り、従者を越えるように矢を放って言いました。「矢はお前のもっと先ではないか」、「早くしろ、急げ、立ち止まるな」と。それは隠れているダビデに逃げるよう伝える合図でした。ダビデは従者が帰っていくのを見計らって、出て来て地にひれ伏し、三度礼をしました。そして彼らは互いに口づけし、共に泣きました。ダビデはいっそう激しく泣きました。今生の別れになるかもしれないと思ったのでしょう。最後にヨナタンはダビデに声をかけます。「安らかに行ってくれ。わたしとあなたの間にも、わたしの子孫とあなたの子孫の間にも、主がとこしえにおられる、と主の御名によって誓い合ったのだから」。

 愛し誓い合った二人の間には主がいつまでもいてくださいます。二人に何があろうとも、主によって二人の誓いはより確かで、とこしえのものとなります。そのような愛の関係を築くことができるなら何と幸いでしょうか。

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