月刊誌リジョイス 聖書日課 2020年3月27日(金)

エゼキエル38章 神がすべてを支配しておられる

  

お前はわが民イスラエルに向かって、地を覆う雲のように上って来る。そのことは、終わりの日に起こる。わたしはお前を、わたしの地に連れて来る。それは、ゴグよ、わたしが国々の前で、お前を通して自分の聖なることを示し、彼らがわたしを知るようになるためである。(エゼキエル38:16)

 38章と39章は世の終わりについての預言です。ここに登場するゴグは、世の終わりに諸国民の連合軍を率いてイスラエルを侵略し、大きな苦難を与える指導者的存在として描かれています。

 やがてイスラエルの人びとは補囚から解放され、祖国で平和に暮らすようになります。しかし、イスラエルを侵略しようとする諸国の脅威にさらされている限り、本当の意味で平和を回復したとは言えません。そこで主なる神は、世の終わりに、イスラエルに敵対するあらゆる諸国民をゴグのもとに召集し、戦いを挑ませます。その上で、その連合軍を一挙に粉砕し、イスラエルに真の平和を与えようとしておられるのです。

 主なる神は、この預言を通して、ご自分には誰も対抗し得ないことを示されます。そして今、補囚の中で苦しんでいる人びとを励まそうとしておられます。

 私たちも、しばしば危機的な状況に陥り、どこにも希望が見出せないことがあります。しかし、そういう中にあっても、究極的には神がすべてのことを支配しておられることを信じ、平安に過ごしたいと思います。

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