34章で主は、真の牧者として、ご自分の羊の群れであるイスラエルを探し出し、世話をすると約束されました。その流れの中で、きょうの35章では、セイル山に住んでいたエドム人に対する威嚇の言葉が語られています。「この二つの国、二つの土地はわたしのものとなる。我々はそれを占領する」(10節)。彼らはイスラエルの南北二つの王国が滅んだことに乗じて、その土地をまんまと自分たちのものにしようと画策したのでした。イスラエルの人びとは、それを知っても、補囚の身であるため、手も足も出ません。お前たちはわたしに向かって大口をたたき、わたしに向かって多くの言葉を重ねた。わたしはそれを聞いた。(エゼキエル35:13)