月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年12月 3日(火)

ガラテヤ2章 まっすぐ歩く

  

しかし、わたしは、彼らが福音の真理にのっとってまっすぐ歩いていないのを見たとき、皆の前でケファに向かってこう言いました。「あなたは…どうして異邦人にユダヤ人のように生活することを強要するのですか。」(ガラテヤ2:14)

 主イエスを三度も否定したペトロは、ペンテコステの日に聖霊を受けて、強い信仰を持つ弟子に生まれ変わったはずでした。しかし、信仰者の成長はそれほど単純ではないことをきょうの御言葉は教えてくれます。

 イエス・キリストの福音は「どんな国の人でも」救う力があると確信し(使徒10章35節)、異邦人とも食事の交わりを持っていたペトロ。ところが、目の前に律法を重んじる人びとが現れると、彼らを「恐れてしり込みし、身を引こうとしだした」のです(12節)。

 キリストの十字架の福音は、罪深い私たち自身を超え、人を分け隔てする律法を超えて、ただ神の愛に生きる者へと造り変える恵みの力です。ところが、目の前の現実を恐れて「まっすぐ歩いていない」と、まるで湖上のペトロのように沈みそうになるのです(マタイ14章30節)。

 「人を恐れると、わなに陥る。主に信頼する者は安らかである」(箴言29章25節、口語訳)。わたしを愛してくださった方(20節)をまっすぐ見つめて歩みましょう。それが、福音の真理に生きる道だからです。

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