月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年10月21日(月)

マタイ13章 耳のある者は聞きなさい

  

「だから、彼らにはたとえを用いて話すのだ。見ても見ず、聞いても聞かず、理解できないからである。…しかし、あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は聞いているから幸いだ。」(マタイ13:13,16)

 これは主イエスの言葉です。マタイによる福音書13章は、「種を蒔く人のたとえ」を主イエスが群衆に語る場面から始まっています。そして、「耳のある者は聞きなさい」という言葉で、そのたとえは締めくくられています。

 このたとえを聞いて、弟子たちは主イエスに尋ねました。「なぜ、あの人たちにはたとえを用いてお話しになるのですか」。この弟子の質問に対する答えが「あなたがたの目は見ているから幸いだ。あなたがたの耳は聞いているから幸いだ」という御言葉です。

 主イエスは、重要な霊的真理を伝えるとき、しばしばたとえをお用いになりました。これを聞く姿勢が重要であることを主イエスはたとえの最後で教えておられます。

 これはまた、私たちが聖書に聞くときにも共通した事柄ではないでしょうか。熱心に自らの魂を開いて、聖霊に導かれながら、神の御言葉に聞くとき、正しく聞き取ることが出来ます。そのような者の目や耳はなんと幸いなのでしょうか。

 私たちも、しっかりと霊の目をもって、耳をもって、神の御言葉を聞き、大いなる幸いをいただきましょう。

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