月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年5月14日(火)

詩編47編 手を打ち鳴らして歌う

すべての民よ、手を打ち鳴らせ。
神に向かって喜び歌い、叫びをあげよ。(詩編47:2)

 「ジュネーブ詩編歌」をCD化した「バッハ・コレギウム・ジャパン」の賛美で、心に残る賛美の一つと言われるのがこれです。歌い方にも理由がありますが、荘重で静かな印象のある詩編歌の中では、珍しいぐらいに動的だからです。

 詩そのものも、動きのある時期のものではないかと考えて、エルサレム神殿における一年ごとの祝祭のことだとする主張もあります。ただ、はっきりとした根拠があるわけではありません。むしろ、はるかに広い内容であり、預言の雰囲気を醸していることに注目すべきだと思います。

 この詩編の背景はソロモンが神殿建築を完成させ、エルサレムを神の町とするために契約の箱を神殿に運び込んだことです。この詩編はとても福音的です。それは、集められる諸国の民が一つとされ、「アブラハムの神の民となる」(10節)ことに現れています。このことはすべてイエス・キリストによって実現したことです。主イエスへの信仰によって私たちも「アブラハムの神の民」に加えられました。

 救いを知るすばらしさは、手を打ち鳴らして神を喜ぶほど嬉しいことです。この喜びに加わりましょう。

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