月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年5月12日(日)

ヨハネ10章22-30節 あなたはわたしの羊なのか

すると、ユダヤ人たちがイエスを取り囲んで言った。「いつまで、わたしたちに気をもませるのか。もしメシアなら、はっきりそう言いなさい。」イエスは答えられた。「…しかし、あなたたちは信じない。わたしの羊ではないからである。」(ヨハネ10:24-26)

 「あなたはメシアなのか」という質問に対し、主イエスは、わたしがメシアであるのかどうかを問う前に、あなたがたは何者なのか、わたしの羊なのか、そうでないのかと、問い返されています。そして「わたしが父の名で行う業を見て信じることができないあなたたちこそ、わたしの羊ではない」と断言されました。

 彼らは、ラザロの復活を見ても信じることはできませんでした。神の選びがなければ、決して主イエスを信じることができないからです。信じるということは、選ばれた者に与えられる、特別な神の賜物なのです。

 「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける」。主イエスは選ばれた者を羊と呼ばれます。彼らは、羊のように良き牧者の手で守られ治められることを望み、神の御前にこうべを垂れ、以前の獣のような本性を放棄し、服従する者に変えられるからです。

 私たちは、弱い羊です。ですから、ただ牧者の声を聴き分けて、牧者によって与えられる恵みと守りだけに、よりすがりながら歩まなければなりません。そこにこそ、私たちの永遠の命の根拠があります。

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