「しかし、わたしの言葉を聞いているあなたがたに言っておく。敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい。…あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい。」(ルカ6:27,36)
主イエスは、「敵を愛し、あなたがたを憎む者に親切にしなさい」と命じられました。この掟に私たちが、言葉と行いにおいて従うことはなんと難しいことでしょうか!
神は旧約の時代から「隣人を愛しなさい」と命じておられましたが、当時のユダヤ教では、その「隣人」に「敵」が含まれるとは誰も想像していませんでした。私たちも「隣人を愛しなさい」という主の掟に聴くとき、同じように思うのかもしれません。しかし主は、敵を含めて「隣人を愛しなさい」とおっしゃるのです。
なぜ主イエスはそのようにお命じになるのでしょうか。最後に主は次のように語られます。「あなたがたの父が憐れみ深いように、あなたがたも憐れみ深い者となりなさい」。私たちがなぜ敵を愛するのか、それは、私たちの父が憐れみ深いお方であるからです。父なる神は、神に敵対する世に対して、キリストをお与えになり、愛を示してくださいました。
私たちは憐れみ深いお方の子どもです。神の子である私たちは、父なる神の姿を見上げつつ、隣人を愛する道へと導かれたいと思います。
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