月刊誌リジョイス 聖書日課 2019年2月15日(金)

ヨハネ1章 近寄ってくださる主イエス

その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。」(ヨハネ1:29)

 洗礼者ヨハネは、主イエスを過越祭で犠牲とされる小羊にたとえました。

 小羊は非常にか弱く、無力です。主イエスは、栄光に輝く全能の神ですが、小羊のように全く無力な状態となられました。このことは、親の保護が絶対に必要な、か弱く、無力な赤ちゃんとしてお生まれになった出来事に何よりも示されています。

 全能の神が全く無力な状態となられたのは、罪に汚れた私たちに近づき、私たちの罪を担って十字架で取り除いてくださるためです。もし、私たちの目の前に百獣の王ライオンやどう猛な狼が現れたとしたら、かみ殺されると分かっていますから、一目散に逃げるしかありません。ところが、小羊ならば、近づいて来ても安心で、思わず背中を撫でることでしょう。

 栄光に輝く全能の神は、罪に汚れた私たちに近づいても、私たちが滅びへの恐れを抱かないように、小羊のような全く無力な状態となられました。そして、私たちの罪を取り除く犠牲の小羊となって、十字架で死んでくださったのです。きょうも、この神の小羊、十字架の主イエスを仰ぎ見ましょう。

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