月刊誌リジョイス 聖書日課 2018年12月20日(木)

民数記9章 月遅れの過越祭

あなたたち、もしくはあなたたちの子孫のうちで、死体に触れて汚れている者、あるいは遠く旅に出ている者も、主の過越祭を祝うことができる。第2の月の14日の夕暮れにそれを祝い、酵母を入れないパンと苦菜を添えてそのいけにえを食べなさい。(民数記9:10-11)

 出エジプトに際して、主の過越を記念して過越祭を祝うことが命じられました(出12章14〜20節等)。幕屋が建設され、第2年の1月14日、最初の過越祭が「主がモーセに命じたとおり」に祝われました(5節)。

 この箇所の主題は、その過越祭に参加できなかった者たちの取り扱いです。死体に触れるなどによってけがれた者は、過越祭に加わることができません。旅に出ていた者たちも参加できません。その場合、2月の14日に月遅れの過越祭を行い、主の過越を祝うこととされました。

 「過越祭を祝わない者があれば、その者は自分の民から断たれる」とは、主の招きの言葉です(13節)。寄留する者も過越祭に加わるよう招かれます(14節)。神の御業を思い起こして礼拝することが、すべての人にとって無くてはならないことだからです。神の民は、神の御業によって導かれる民なのです。

 今の私たちも、神の救いの御業を思い起こして主を礼拝することへと招かれています。キリストの十字架と復活の御業を思い起こして礼拝することに、私たちの信仰生活の土台があります。

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